おいしい水道水は存在する？
水道水が飲める国は世界的に見ても15か国のみだと言われています。
その中でも日本の品質は高いと言われていますが、おいしい水かと言われるとそうではないでしょう。
今回は、おいしい水道水は存在するのか、どのようにすれば、おいしく飲めるのかを解説します。
ぜひ参考にしてください。
おいしい水道水とは
おいしい水研究会によると水のおいしさは7つの成分がどのように入っているかがポイントが重要です。
それぞれの項目と基準値を下記にまとめます。
| 項目 | おいしい水の基準数値 |
|---|---|
| 蒸発残留物 | 30～200mg/L |
| 硬度 | 10～100mg/L |
| 残留塩素 | 0.4mg/L以下 |
| 水温 | 最高20℃以下 |
| 遊離炭酸 | 3～30mg/L |
| 過マンガン酸カリウム消費量 | 3mg/L以下 |
| 臭気度 | 指数 3以下 |
※参考：おいしい水研究会
つまり、上記の範囲内にある水がおいしい水だと判断されます。
しかし、実際の所は水道水がその基準内に入ることはないでしょう。
それは水道水が殺菌や消毒のために塩素を使用したり、水道管の老朽化などで多少なりとも味が劣化するからだと捉えられでしょう。
水道水をおいしく飲む方法
味よりも安全性を重視している水道水ですが、もちろんおいしく飲む方法がありますので、それぞれ解説します。
浄水器を利用する
浄水器は水のカルキ、不純物を取り除いてくれます。
浄水器を取り付ける費用、本体代とイニシャルコストはかかりますが、おいしい水を飲み続けることができるのは魅力的です。
水道水を浄水器でおいしい水を出し続けられるのでお得な方法でしょう。
沸騰させる
水道水の味を劣化させている原因でもある塩素は沸騰させることで消し去ることができます。
また沸騰させる際は塩素が抜けやすいようにフタを空けておきましょう。
水温に注意する
水をおいしく飲める適温は10～15度と言われています。
自分の体調や外気温にも影響されます。
たとえば冬場に10度を切る水温の水はおいしく飲めません。
夏場に熱い水（お湯）を飲むのも同じです。
炭を入れる
炭には塩素やゴミを吸収、そして分解する作用があります。
またミネラルなども含まれているので水道水がおいしく変化します。
レモン汁を入れる
水道水にレモン汁をいれるだけでおいしい味を再現することができます。
レモン特有の風味が水道水の塩素を中和するからです。
ちょっとした一工夫で劇的に変わるので、おすすめの方法です。
ウォーターサーバーを利用する
ウォーターサーバーの中には水道水を利用するものも存在します。
水道水の嫌な塩素系の臭いを消すだけでなく、適温でいつでも飲める状態にできるウォーターサーバーは魅力的でしょう。
まとめ
今回は、おいしい水道水は存在するのか、どのようにすれば、おいしく飲めるのかを解説しました。
水道水は健康を害さないために消毒、殺菌が行われていますが、それが味を落とすきっかけとなっています。
その消毒、殺菌が要因で起こる塩素系の臭みを消すことが、おいしく飲むポイントとなるでしょう。
たとえば蒸発させる、浄水器、ウォーターサーバーを利用するなどの方法もおすすめです。
さらに炭やレモン汁なども効果的です。
ちょっとした工夫で水道水はおいしくなるので、皆さん試してみましょう。
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